基本的な方法は以下の3つです。
アップセル
「プラス1000円でアロマオイルを使ったマッサージにできます」
アップセルとは、頼まれた商品(サービス)のグレードを上げ単価をアップさせる技術です。
20%程度のグレードアップを促すことがポイントです。5000円の上半身コースに「プラス3000円で全身コースになりますよ」というような、極端な上乗せはしないように気をつけましょう。
クロスセル
「ご一緒にヘッドスパはいかがでしょうか?」
頼まれた商品(サービス)と別の商品をおすすめし注文数を増やす技術です。
プラス10分程度の短時間メニューを提案することがポイントです。エステサロンに来るお客様には、時間に上限がある方が多いです。あまりに時間を取るサービスを提案しないように気をつけましょう。
アップセルやクロスセルを実施することで、ひとりのお客様により多くの商品やサービスを利用してもらい、顧客1人当たりの売上や収益を増やしていくことができます。
物販
「ホームケアにこの化粧品などいかがでしょうか?」
化粧品やサプリメントを提案するサロンならではの手法です。これは、カウンセリング・施術中にどこまで体の状況を把握できるのかが決め手になります。
値上げ
ビジネスの世界では聖域とも言われる手法です。
しかし、エステサロンの場合は「時間を短くする」ことで、事実上の値上げをすることができます。値段を変えずに、120分のコースを100分にする。60分のコースを50分にする。
1ヶ月で100回の施術しかできなかったお店で、120人のお客様を施術できるようになれば売上を伸ばすことができます。
「生産性」を重んじられる現代では、お客様1人にかける時間を短くすることが決して悪い印象になるとは限りません。
ぜひ、自分のサロンにあった方法から試してみてください。