整骨院のように、どうしてもサービスの提供に「時間」がかかるようなビジネスでは『時間単価』という概念がとても大切になります。
この時間単価を無視した料金設定を行うと、どれだけ頑張っても、どれだけ忙しくても、どれだけ集客できても、イマイチ売上が伸びない経営になってしまいます。 じゃあ「時間単価を上げよう!」と意気込んで、何でもかんでも時間短縮してしまうのは、それはそれで問題がありますよね。
とくに、時間単価を意識するあまり「ある時間」を削りすぎて、リピート率が下がってしまっては元も子もないのです。 リピートに影響を及ぼす「ある時間」とは・・・トークの時間です。
トークの時間
最初にも述べた通り、分単価自体はかなり重要な数字です。
が、高い時間単価を達成したいのであれば、あくまでも「施術技術を向上」し「短い時間でもしっかりと効果が出せる」ことで達成するべきです。
ただ施術時間を削ったり、お客様とのトークの時間を削ったりすれば良い!ということではないのです。 意外に思うかも知れませんが、「お客様とのトークの時間」を削ることは、ほぼ間違いなくリピート率に悪影響を及ぼします。
あなたを知ってもらう時間
整骨院の商品はあなたからのサービスです。「あなたから施術を受けたい!」と思ってもらうことで「また買いたい!」と思ってもらえます。
そしてお客様は、あなたのことを知れば知るほど、あなたという商品に愛着が湧いてきます。 何気なく行われているおしゃべりの時間は、お客様にあなたのことを知ってもらう大切な時間です。
施術時間+トーク
トークの時間=ムダな時間 と思って削ると、ほぼ間違いなくリピート率が悪化します。 なので、時間単価がいくら大事だと言っても、予約枠を施術にかかる最低限の時間だけで確保するのはオススメできません。
予約枠はあくまでも「施術時間+トークの時間」をあらかじめ盛り込んで確保し、その上で十分な時間単価が得られるようにな工夫をしていきましょう。