厚生労働省発表の『平成26年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況』によると、就業柔道整復師は全国で63,873人。そして、その就業柔道整復師が所属する整骨院は45,572件存在しています。
全国にあるコンビニエンスストアの数はおおよそ50,000件といわれていますので、それと同じくらいの数か、やや少ない程度といえます。
このような状況の中、今から開院して成功するためにはどうすればいいのでしょうか。
少なくとも、以下の3つは必須の対策になります。
自費診療
競争の激しくなった整骨院業界では、保険診療だけで経営を成り立たせるのは厳しいです。
整骨院業界で自費診療を導入しよう!
というのは、もう数年前から言われてます。筆者も整骨院のコンサルティングを請けるときは「自費診療を導入している」ことが前提です。
地域密着
整骨院の数が増えていることには多くの人が気づいています。そのため、なんらかの悩みを抱えた時「家の近くの院」を探す患者様が増えてきます。
地域でNo.1の整骨院を目指していくことが、安定的な集患をする上で必要になります。
「駅名+整骨院」「地域名+整骨院」で検索する人も増えます。このような検索ワードで上位表示できるようなSEO対策もしていけると尚いいでしょう。
専門院
肩こり・腰痛・スポーツ障害・・・
と、さまざまな悩みの解決をアピールしている院が多いです。
「何でも屋さん」というイメージが定着してきた整骨院ですが、数が増えてくれば「じゃあどこの院が一番良いの?」と、院選びに迷ってしまいます。
何か一つの治療に特化した宣伝をしていくことで、他院との差別化を図ることができます。
今後、整骨院に求められるのは
今までのようなケガの治療だけでは経営できません。高い技術だけでも差別化はできません。
プロモーション・ホスピタリティ・多彩なメニュー・・・など、今後の整骨院経営では、新しい価値付けが求められます。