カラダのエネルギー源となるのは糖。この糖が不足するとカラダは、肝臓で体脂肪を分解し、代わりのエネルギー源を作ろうとします。
これを利用したのが糖質制限(糖質オフ)ダイエットです。
このとき新しいエネルギー源として生成されるのが「ケトン体」という物質です。ところが、このケトン体というのは、体臭や口臭の原因になることがあるそうです。
ケトン体と臭い
ケトン体とは、アセトン、アセト酢酸、β‐ヒドロキシ酪酸という、三種類の物質の総称だとされています。
このケトン体に含まれる「アセトン」の臭いが「口臭や体臭がきつくなる」原因だと言われています。ケトン体の血中濃度が高くなると、呼気や尿、汗にもアセトンが混じるようになり、それが口臭や体臭として感じられるようです。
この臭いは「ケトン臭」や「ダイエット臭」などと呼ばれることが多く、果物が腐ったような、甘酸っぱい臭いがすると言われています。
ケトン臭の対策
カラダが糖質制限に慣れてくると、血中にケトン体が排泄されなくなるため、臭いはしなくなると言われています。
そのため、ケトン体による臭いの発生を防ぐためには、最初から極端な糖質制限をするのではなく、緩い制限から始めるのが良いと言われています。
最終的に厳しい糖質制限をしたいと考えている場合でも、最初は夕飯だけ主食を抜くなど、あまり厳しくない制限を設けることから始めましょう。
徐々にハードルを上げていくことが、ケトン臭の対策として効果があるようです。
ハイパーウェーブ
ケトン体も脂肪と同様、運動し燃焼させなければダイエットにはつながりません。「ハイパーウェーブ」は老廃物の排出を促すドレナージュ機能も備わっているので、ケトン体を燃焼させつつ、臭いの予防にもなります。