スタッフを雇っているサロンさんでは、朝礼や終礼はやったほうが良いと考えています。
クライアント様の話を伺っていても、朝礼や終礼をやっている店舗はスタッフの結束力が高いことが多く、逆に朝礼や終礼をやっていない店舗では スタッフとの人間関係に悩んでいることが多い傾向があります。
朝礼や終礼ではどんなことを行えば良いのか
朝礼や終礼は
- 理念や考えをスタッフ全体に浸透させる
- スタッフ間コミュニケーションを円滑にする
- スタッフの能力を伸ばす
- 仕事に入るモチベーションを整える
- 成果を承認する
場だと考えています。
これを踏まえて、朝礼や終礼では以下のようなことを実施すると良いでしょう。
①理念浸透
毎日店長が読み上げてからスタッフさんが続けて読み上げていく。みたいな感じでも大丈夫です。
大切なのは「理念を毎日意識してもらえる時間」を作ることです。
朝礼と終礼はうってつけの場です。
②ホウレンソウ
「報・連・相」も 朝礼や終礼ではちゃんとやります。
終礼ではその日に起こったことでスタッフに共有しておきたい内容を報告したり、あるいはその日の予定を朝礼の段階でちゃんと連絡することも大事でしょう。
お客様のパーソナルな情報などもしっかりと共有することが、離脱率を下げて継続率を上げることに繋がりやすいです
シフトなどの都合で 朝礼・終礼に参加できない人もいるので、動画に撮って残しておくのも手です。
③スピーチ
「1分間スピーチ」を取り入れることが多いです。
最近の気になったニュースや読んだ本など、お題を決めてそのことについて1分間でスピーチしてもらいます。
制限時間でまとめてプレゼンすることになるので、少しずつですがスタッフのトークスキルのアップにつながっていきます。
④承認
終礼向けですが、スタッフ同士 がお互いの良かったと思う場面を褒める時間を作ります。
コース契約などの大きな成果があったら、みんなで承認。みたいなことも良いですね。
「月末で賞状を作って承認!」というサロンさんは多いのですが、嬉しいことがあったその日に承認されるというのも 嬉しいですよ。
⑤声出し
これは弊社の朝礼でもやっていることなのですが。
朝礼の最後に「今日も1日ぞー!」みたいな感じで、大きな声を出して仕事に入っていくスイッチを入れています。
掛け声はなんでも良いです。大切なのはルーティンを作ることです。
例えば イチロー選手が打席に入る前に、一連の決まった仕草をとります。これがルーティンとして、打席に立ったときに打者としての脳にスイッチが切り替わるのです。
ここでは「朝礼をして最後に大きな声を出す」というのがルーティンになり、仕事モードに脳が切り替わってくれます。
単純ですが仕事のパフォーマンスは大きく上がるので試してみてください。