ダイエット

タバコで痩せるって本当?喫煙習慣と肥満の関係性について

タバコで痩せる?

「タバコをやめたら太った」と嘆く人も現れ、あたかも「タバコで痩せる」みたいな噂が流れたこともあります。

じつはこれはタバコの替わりに「アメやガムを口にする」「間食が多くなる」人が増えるため、糖分の過剰摂取が原因になっています。

そのため「タバコをやめたら太った!」という人が増えるのです。

ちょっとした小話

ちなみにタバコに含まれるニコチンには整腸作用があり、便秘解消には良い効果もあります。

ただし多量に取ると逆に自律神経を抑制したり、血管を収縮させて血流を悪くしたりするため、腸管の運動は低下し、便秘傾向になります。

厚生省も否定

厚生省の統計では、喫煙者は喫煙本数が多くなるにつれて、男女とも肥満が増加し、女性では男性よりも2倍以上の肥満になるという結果が出ています。

このことから、厚生省では「痩せるために喫煙する、タバコを止めたら太るという説には根拠はなく、逆に喫煙者は健康意識が低く、栄養の過剰摂取、運動不足の影響で太る人が多い」としています。

やはり「タバコをやめたら太った」「タバコで痩せる」という説は否定されています。

対策

タバコをやめるとニチコンによるエネルギー消費作用がなくなります。

これによって食欲が増加し、甘いお菓子や飴など食べる頻度が増えてきます。

冒頭のように「タバコをやめたら太った」という声に繋がるわけですね。

対策としては、

  • 規則正しい生活をする
  • 腹八分でゆっくりよく噛んで食べる
  • 油の多い料理やアルコールを控える

とよいでしょう。

電子タバコは?

余談ですが、電子タバコについて。

電子タバコは発売から歴史が浅く、その安全性や健康被害(肥満も含む)については研究が進められているという段階です。

そのため、結論から言えば、肥満になるともダイエットになるとも言い切れないということになります。

 

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